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それ!タンパク質不足のサイン!

  • 執筆者の写真: salon crema
    salon crema
  • 2024年7月7日
  • 読了時間: 2分
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(1)筋肉量の低下

 身体の構成成分であるたんぱく質の摂取量が不足すると筋肉量が減少し、身体が必要とするエネルギー量が少なくなり、基礎代謝量が低下します。さらに、筋力や歩行速度の低下、身体活動量の低下につながってしまいます。


(2)意図しない体重の低下

 食事からの総エネルギー摂取量が不足した場合や、疾病によって糖質を利用できない場合に体内にある筋肉を分解してたんぱく質をエネルギー源として利用するため、意図しない体重減少を生じることがあります。


(3)疲労感

 生体内のさまざまな物質を輸送し貯蔵する役割を持つたんぱく質が不足すると、体内の代謝がうまくいかなくなり、疲労感を感じやすくなります。


(4)むくみ

 生体内の物質輸送に関わるたんぱく質が不足すると、体内の機能調節がうまくいかなくなり、体液のバランスが崩れ、むくみを生じやすくなります。


(5)免疫力の低下

 生体防御に関わる免疫物質もたんぱく質の一種でできています。身体の免疫機能を維持するためには、良質なたんぱく質を食事から十分に摂取することが大切です。


これらのタンパク質不足はなぜおこる?


 加齢に伴い、咀嚼(そしゃく)・嚥下(えんげ)機能の低下、食欲不振、嗜好(しこう)の変化などが表れると、一回の食事量が少なくなる、食事を一食ぬいてしまう、食事内容として炭水化物の多いごはん・パン・麺などは食べていても、たんぱく質の多いメインのおかずを食べる量が少なくなる、などが生じてきます。経済的な理由や調理の負担感などから、肉や魚などたんぱく質の多い生鮮食品の購入を避ける場合もあります。

 また、中高年においては、エネルギーが足りなくなると、自身の筋肉に蓄えられている筋肉を分解してエネルギーの不足を補おうとする力が高まります。また、高齢者は成人と同じ量のたんぱく質を補給しても、成人より筋たんぱくの合成が遅くなります。

 つまり、歳を重ねると、たんぱく質をとる量が自然に減りやすいなかで、たんぱく質が分解されやすい・作られにくい体質に変化するため、たんぱく質不足が起きやすいのです。

 
 
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