
ストレッチは“脱力”が鍵
- salon crema

- 2024年7月4日
- 読了時間: 3分
整体ストレッチを行なっているcremaですが、ストレッチをかける際に必ずお客様にお願いする事があります。
それは脱力です!
何だそんな事か…と感じるかもしれませんが、これが以外と難しいんです!
パートナーストレッチを行う上での利点の1つとして、自分で行うセルフストレッチよりも、更に可動域を広げて伸ばしていける事が挙げられます。
可動域を上げていくためには、お客様にリラックスして頂くことが非常に大切になります。
筋肉は通常、使っているときには収縮して緊張状態にあり、使っていない時には緩んでいる弛緩状態にあります。
ところが、知らず知らずのうちに、身体に力が入った状態の緊張状態が続くと、弛緩状態が得られにくくなってしまい、筋肉のいわゆる「コリ」に繋がっていってしまいます。
防御性収縮という言葉を聞いたことはありますか?
ストレッチ等をしたりする際に、筋肉の緊張がなかなか得られにくい状態になっていると感じることがあります。これを防御性収縮といって、無意識に力が抜けにくくなってしまう状態のことを指します。
例えば、どこか怪我をした際の手術後、手術を受けた周囲の関節や筋肉を動かそうとすると、防御性収縮が起こることがあり、これは痛みを避けようとして「痛くならないように筋肉を固くさせて動かないようにする」という無意識の体の反応が起きてしまうことを指します。
無意識に感じる体の危機的な状況を避ける身体の反応として防御性収縮が起きてしまうのです。
ストレッチをかける際にこのような防御性収縮が起きた時、脱力が出来ないまま行うパートナーストレッチは効果が得られにくい上、身体を痛めたり、血圧が上昇するなどのリスクを高めてしまいます。
反対に、脱力が出来た状態でのストレッチでは、自分で力を入れる必要がないので、ゆったりと身体を任せることができ、ストレスを緩和し、心身ともに深いリラックス感が味わえます。
固まった筋肉を伸ばすことで血液循環が良くなり、カラダに蓄積した疲労性物質が取り除かれ、筋肉の疲労が改善し、コリ予防の可能性も高まります!
これらの理由から、より効率良くストレッチの効果が得られるように、お客様には“脱力”を促させて頂いております!
上手く脱力するコツは呼吸を止めないことです!
ゆっくりと呼吸を続けてみてください。
そうすることで自分の身体により意識が向き、いつもより身体よ伸びが良くなっている、呼吸が深くなっている、など些細な変化も感じていただけるはずです!
自分の身体と向き合う良い時間を作っていきましょう♩





