
体力低下は年齢のせい?
- salon crema

- 2024年4月13日
- 読了時間: 4分
年齢を重ねると共に、体力が低下したと感じる瞬間が増えていませんか?
歩くことが面倒だと感じるようになった、階段を避けるようになったなど、日常生活の中で体力の低下を実感する場面が少なからずあるかと思います。
その一方で、いつまで経っても若々しく見える方々もいますよね。
ではこの差はどこで生まれるのでしょうか。
そもそも体力とは?
体力の定義でよく用いられているものは、「体力とは、ストレスに耐えて、生を維持していくからだの防衛能力と、積極的に仕事をしていくからだの行動力をいう」というものです。
体力は、「運動をするための体力(行動体力)」と「健康に生活するための体力(防衛体力)」とに分けることができます。
運動をするための体力とは、行動体力ともいい、身体を動かすために必要な基本的な身体的能力のことを指します。
筋力、運動に合わせて身体の動きを調整するための調整力、行動を起こすための瞬発力、行動を持続するための持久力があり、学生の頃などに体力テストで測ったようなものです。
健康に生活するための体力とは、防衛体力ともいい、感染症などの病気に対する抵抗力のことを指します。
生活習慣病に関わる血圧、総コレステロール値、肥満傾向などの値でよく表されるものです。
加齢と体力の変化
平成27年の文部科学省の体力・運動能力の加齢にともなう変化の傾向によると、体力水準は男女ともに6歳から加齢にともなって向上し、
男性は17歳頃、女子では14歳頃にピークに達した後、20歳以降では加齢にともなって緩やかに低下する傾向があるとされています。
柔軟性を示す長座体前屈の評価では、男子では17歳頃、女子では18歳ごろをピークに低下していきます。
このように体力だけではなく柔軟性も歳を重ねると同時に低下していってしまうので、体を動かすとすぐに腰や肩に痛みを感じることも年齢を重ねるにつれ増えていきます。
家事や仕事中など、何気ない日常生活の動きで身体に痛みが出てしまう場合も少なくありません。
体力低下の原因
ここでは、なぜ体力低下が起きてしまうのか、その原因を3つに分けてご説明します。
①加齢による運動能力の老化
加齢によって思うように体が動かなくなることは、比較的わかりやすい変化です。身長が低くなったり、見た目が老化したりすることにも気づきやすいでしょう。
これらの変化には、筋力の低下だけでなく、柔軟性がなくなっていくことや神経伝達が遅くなって俊敏性が衰えるなど、総合的な運動能力の低下が関係しています。
②基礎代謝の低下による体脂肪の増加
基礎代謝も加齢とともに減少していきます。
基礎代謝とは、心臓を動かす、呼吸をするといった生命を維持するために必要最低限なエネルギーのことです。つまり、寝ていたとしても消費し続けるエネルギーが基礎代謝です。
基礎代謝が低下すると脂肪燃焼率が下がるのでどうしても太りやすくなってしまいます。
体脂肪が増加すると筋肉への負担を増して体力が低下しますし、疲れを感じやすくもなります。
平均的に基礎代謝量のピークは男性が18歳、女性が15歳で、その後は基礎代謝量が徐々に減っていきます。
③生活習慣による運動不足
運動不足は体力低下の大きな原因です。運動をしないと筋肉が使われなくなり、硬く、筋肉自体の柔軟性も落ちてしまいます。
また、筋肉が硬くなると血液の循環も活発でなくなることから、さらに筋力は衰えていきます。
結果として、疲れやすい体質へと変わってしまうのです。
大人になると体を動かす機会は減り、気づけば運動不足になっているケースは多いです。お仕事と家庭のことを両立しながら、運動する時間も別で確保するのはどうしても難しくなっていきますよね。
体力が低下すると疲れやすくなるため、ますます運動しなくなるという負のスパイラルに陥ることもしばしば…。
体力低下に対しての改善方法
⚪︎日頃から軽い運動に取り組む⚪︎
体力低下の予防に効果的なのが運動です。しかし、普段運動をしていない人が、いきなり激しい運動をしても体力が続きません。
日常的に取り組める軽い運動から始めましょう!
・ウォーキング
・階段を使う
・ストレッチ
これらは手軽に出来て時間もそんなに取られない為おすすめです!!
特にストレッチは、そのものに運動効果があります。また、血行を良くする効果もあるので基礎代謝を上げてくれます。
先ほども伝えさせて頂いたように、柔軟性は男子では17歳頃、女子では18歳ごろをピークに低下していきます。
が、これは何もしなかった場合です!!
柔軟性は今からでも十分に上げていく事が出来ます!
まずは柔軟性を上げて、運動したいと思える身体を作る事がより効率的に体力を上げていける要因になっていきます。
いつまでも若々しく元気にいられるよう、まずは出来る事から少しずつ取り組んでいきましょう!
年齢による体力の低下に抗っていきましょう!!





